学校長あいさつ
本校は昭和48年11月に畜産振興事業団(現独立行政法人農畜産業振興機構)、全農などの出資により、食肉産業技術者を養成するために設立され、翌昭和49年には群馬県知事から職業訓練校(現職業能力開発校)に認定されました。また、平成23年11月には内閣府から公益社団法人として認定されました。
これまでに2500名以上の卒業生を国内外の食肉業界に送り出してきましたが、これからも時代の要請に応じた実践教育をとおして、私たちの豊かな食卓に欠かせない食肉に携わる人材を育成してまいります。
教育理念は次の2つです。
1. 産学協同による実践教育
2. 心豊かな人間形成
授業については、教室では理論を学び、実習室では実際に食肉をカット・調理・加工することで、理論と実践が密接に結びつき理解が深まります。また、教育指定店などその道のプロの指導の下で実地訓練を行います。さらに発表会を通じて自分が理解したことを相手にわかりやすく伝える訓練もします。このインプットとアウトプットの相互作用で、食肉の知識と技術が確固たるものとして定着します。
学生は、食肉関連企業の幹部候補生、食肉専門店・飲食店の後継者、6次産業化を目指す牛・豚生産者、そして新たに食肉の世界に飛び込む起業家たちです。同じ食肉業界でそれぞれ立場を異にする学生たちが、「食肉を学ぶ」という共通の目標を持ち寮生活を送ります。同じ釜の飯を食い、お互いに将来の夢を語り合い、時にはぶつかることもありますが、強固な仲間意識が育まれていきます。この仲間こそがお互い一生の財産となります。
本校の学生は「お肉」のことが大好きになり、そして常に学ぶ心を忘れません。食肉の仕事に携わっている方、食肉に興味を持っている方は、いつでも見学にいらしてください。学生の勉強ぶりや施設をご覧になり、ご自身の考えや将来の夢について職員にご相談ください。皆様のお越しをお待ちしております。